アート思考によるイノベーション創出手法に関する研究プロジェクトを開始

東京大学大学院情報学環にて、標記のプロジェクトを開始しました。

高木聡一郎が研究代表を務めています。

(以下、情報学環HPより転載)

〇概要
国立大学法人東京大学(所在地:東京都文京区、総長:五神真)大学院情報学環は、株式会社NTTデータ(本社:東京都江東区、代表取締役社長:本間洋)の協力のもと、アート思考によるイノベーション創出手法に関する研究プロジェクトを2020年1月下旬より開始します。

我が国においては、人口減少、地域活性化、社会保障、インフラの老朽化、エネルギー問題など長年にわたる課題があり、これまでもこうした課題に対応した活動や施策が行われてきました。しかし、これらの課題は構造的なものであり、解決にあたっては人々の抜本的な行動変容を必要とするものも多く、漸進的なイノベーションでは本質的な課題解決に至らない場合があります。こうした社会的課題を解決するためには、新たな視点で問題を捉えなおし、これまでと異なるアプローチで解決策を提示することが求められています。

一方、アート(広義の芸術創作品)の制作過程においては、アジェンダセッティングから問題のフレーム設定、人々の感性や行動変容への働きかけなどが含まれています。こうしたアート制作のプロセスや考え方は、社会的課題の解決のためのイノベーション創出に適用できる可能性があります。そこで、本研究ではアートにおける制作過程に着目し、それらの本質を探索しつつ、社会課題を解決するための革新的なイノベーションを生み出す方法論を創出することを目的とするものです。

〇関連教員(五十音順)
岡田猛 東京大学大学院教育学研究科教授(芸術創造過程の解明と芸術表現支援)
筧康明 東京大学大学院情報学環准教授(インタラクティブテクノロジー、メディアアート)
高木紀久子 東京大学大学院総合文化研究科特任助教(芸術の創作過程)
高木聡一郎 東京大学大学院情報学環准教授(情報経済学・デジタル経済論)*
長谷川愛 東京大学大学院工学系研究科特任研究員(アーティスト、デザイナー)**
福地真美 東京大学大学院情報学環准教授(循環経済、サステナビリティ)
山内祐平 東京大学大学院情報学環教授(学習環境デザイン)**

*研究代表
**アドバイザー

〇本件に関するお問い合わせ先
東京大学大学院情報学環 高木聡一郎研究室 〒113-0033東京都文京区7-3-1
https://takagilab.wordpress.com/

講演

6月20日、21日とたて続けに講演を行いました。

  • 高木聡一郎(2019)「デフレーミング概念から見る組織と個人の新たな戦略」、国際大学GLOCOM研究ワークショップ、2019年6月21日.
  • 高木聡一郎(2019)「ブロックチェーン技術の展開とビジネスへの応用可能性」、中央大学国際情報学部、2019年6月20日.

21日は中央大学に今年4月に開設された国際情報学部の授業にてブロックチェーンについてゲスト講義。

20日はデフレーミング戦略の内容を紹介し、企業の方々と今後の組織と働き方について議論を行いました。

書籍『デフレーミング戦略』予約開始

高木聡一郎の新著『デフレーミング戦略 アフター・プラットフォーム時代のデジタル経済の原則』が、Amazonにて予約開始となっております。7/16発売予定です。

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プラットフォーム、キャッシュレス、ニューリテール、信用スコア、ブロックチェーンなど最新のテクノロジーとビジネス動向を踏まえ、今後のビジネスモデルから組織の形、働き方までを幅広く論じています。

その核となるキーワードとして『デフレーミング』(フレーム:枠が崩壊するという意味の造語を提示しました。

どうぞお手に取ってご覧ください。

内容紹介(Amazonより)

本書の目的は、「デフレーミング」という概念でデジタル化がビジネスや経済に与える本質的な影響を明らかにすることです。

「デフレーミング」とは、枠(フレーム)が崩壊するという意味の造語。デジタル技術が社会経済に与える影響を理解するための共通的なフレームワークとして、ビジネスモデル、企業のビジネス戦略から、私たちの働き方、キャリア設計、学び方にいたるまで、あらゆる変化をとらえる鍵となります。

デフレーミング戦略とは、伝統的な製品、サービス、組織などの「枠」を越えて、それらの内部要素をデジタル技術で組み直すことで、ユーザーにより最適化されたサービスを提供できるようにすること。従来の「サービス」や「組織」といった「枠」がなくなる時代に、万人に受けるパッケージ化されたものから、ユーザーに個別最適化されたものに転換させ、企業という枠で仕事を受発注するのではなく、個人のスキルやリソースを個別に特定して取引するビジネスの考え方です。

本書では、その様々な現象や事例を通じて、今後のビジネスやサービスの変化を考察するとともに、近年クローズアップされている「デジタル・トランスフォーメーション」(DX)についても、それが社会に与える深い影響を、明らかにします。

【本書に出てくるトピック、キーワード】
・デフレーミングというフレームワーク
・デジタルトランスフォーメーション
・GAFAの今後の展開
・中国 アリババ、テンセント、Line,WeChat、インスタグラム、美団、ZOZO
・個人の信用経済と決済、電子マネー
・プライバシー問題
など

研究室の活動について

6月8日の入試説明会にお越しいただいた方ありがとうございました。

オープンゼミ等の予定はありませんので、 今年の夏季受験予定で、高木研究室の活動についてお聞きになりたいことがある方は、6月25日までにコンタクトより個別にご連絡ください。

どうぞよろしくお願いいたします。